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新種のハチ「マルフォイ」と命名

新種のハチがニュージーランドで発見され「Lusius Malfoyi (ルシウス・マルフォイ)」と命名されました。

この新種のハチ、「ルシウス・マルフォイ」はワスプと呼ばれるハチの仲間で、人を刺すことも集団で生息することもないそうです。

 

「ハリー・ポッター」を見たことがある方は知っていると思いますが、ルシウス・マルフォイとはドラコ・マルフォイのお父さんです。

なぜハリー・ポッターの、しかもお父さんの名前が命名されたのか、発見したオークランド大学の研究者トム・サンダーズ氏はこう語っています。

「ワスプは悪者と思われているが、実際にはワスプの種の大部分は、人間から見ると無害または益虫だ。ちょうどルシウス・マルフォイが、ヴォルデモート卿の一味を離脱して許されたように。だからワスプも興味深く大切な生き物としての評判を取り戻すため、人々に大目に見てほしい」

悪役として登場するルシウス・マルフォイは、最終章で自分の一家を救うためにヴォルデモート卿の一党から離脱して、罪を許されます。

 

今回の命名には、徐々に姿を消してしまうかもしれない昆虫に対して、注目を集める狙いもあるのだとか。

サンダーズ氏は、「ワスプは、魚類と爬虫(はちゅう)類と両生類と鳥類と哺乳類を合わせたよりも、もっと種類が多い。ニュージーランドや世界各国で害虫をコントロールするために使われていて、ワスプがいなければ害虫駆除に要する費用や、殺虫剤は大幅に増えるだろう」と言います。

しかし詳しい生態は分かっておらず、ワスプの分類研究にもっと力を入れなければ、知らないうちに種が減ってしまう恐れもあるのだそうです。

ルシウス・マルフォイにはその啓発ための宣伝役を担ってほしいと話しています。

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