台風や洪水で車が水没した時の対処法
台風21号が上陸したことにより、全国各地で水害が発生しています。
皆さんの車は大丈夫でしたか?
今日は、自動車が水に浸かってしまった時の対処法を紹介します。
「ドアの下端」まで浸かったら自分では移動しない
ドアの下端まで水に浸かった場合は、すみやかに販売店か整備会社に連絡して、その場で点検・整備をお願いしましょう。
停車位置が交通の妨げとなる場合は、消防署へ連絡してください。
一度水に浸かった車は、むやみにエンジンをかけると破損が深刻化することが少なくありません。
現在の車は防水性能が高く、感電や発火の可能性は下がっていますが、バッテリーの大容量化やハイブリッドカーの普及により、万が一感電や発火が起こった場合の被害が甚大化する可能性があります。
ドアの下端まで水に浸かったら、自分で移動することは避けてください。
まずは自分の体の安全を確保しましょう。
水没した車から脱出する方法
膝下くらいまでの水深であればドアを開けられると思いますが、水圧によりドアを開けられない事もあります。
その場合は焦らずに窓から脱出します。
現在の車はほとんどがパワーウィンドウになっているので、電気(エンジン)が使えなければ開けることが出来ません。
電気を使えない状態で窓を開けるには、脱出用ハンマーがあると割ることが出来ます。
脱出用ハンマーは、シートベルトをカットするためのカッターも付属していますので、緊急時には重宝します。
脱出用ハンマーが無いと脱出は困難になります。
窓ガラスは、一般的なガラスと違い特殊な加工がされているので、手で叩き割る事は難しいです。
小銭を靴下に詰めてぶつけると叩き割れるという話がありますが、実際は割ることが出来ません。
脱出用ハンマーがない場合はドアを開けるしか方法が残ってないため、車体が着水したタイミング、ドア上部まで沈没したタイミングなど、限られたタイミングに賭けて渾身の力でドアを開けます。
あっという間に水没する事もあるので、早め早めに行動することがとても大切です。
脱出用ハンマーをあらかじめ備えている車は少ないので、もしもの時のために常備しておくと安心かもしれません。
皆さんも、万が一の場合の対処法を頭に入れておき、もしもの時は冷静に行動できるようにしましょう。
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